私達は、こよなく武雄市を愛する一市民であります。その武雄という一地域社会は、市町村、都道府県へつながり、「九州は一つ」の合言葉のもとにひろがりをみせながら、国家につながり更に世界へと進展しております。
次の社会の担い手であり、推進力である私達青年は、だれでも現在の社会がより美しく、より豊かに、より正しく明るい社会になる事を希望し、理想的な社会を建設したいと念願しております。しかしながら、私達はまだ未熟で、その個々の力はあまりにも微力であります。しかしその理想を共に力を合せ、青年らしい方法でお互いを信頼しつゝ地域社会に貢献したいと念じております。
このたび、各方面からのお声がかりで、志を同じくする若人の集いを武雄にもつくろうという気運が盛上がって来ました。どんな派閥にも属さない私達は市民全体の声として、手足として、結束していきたいものです。
すでに御承知のように、佐賀県では当市と多久市だけに青年会議所がありません。今回、佐賀青年会議所より熱心なお誘いを受け、こゝに武雄青年会議所を結成することになりました。
「社会的、国家的、国際的な責任を自覚し、志を同じうする者相集い力を合せ、青年としての英知と勇気と、情熱をもって、明るい豊かな社会を築き上げよう」この言葉は、日本青年会議所の綱領ですが、私達もこの言葉に全く賛同し、武雄青年会議所の形づくりが出来ましたならば、一日も早く日本青年会議所に加入したいと念願しております。
この機会に武雄に在住する青年経済人に広く参加をおすすめいたします。同じ郷土に生れ育ち、同じ年代に生活を共にする私達はもっとお互いを知ろうではありませんか。
昭和42年3月
仮武雄青年会議所
発起人代表 清 水 一 智
中 島 研 二
古 庄 健 介
山 領 晃