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概要

takeo-jc

武雄青年会議所初代理事長高屋寛一般社団法人武雄青年会議所創立50周年記念誌(一社)武雄青年会議所創立五十周年誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。顧りみますと、昭和36年8月に生地宮崎の地から仕事の関係で始めての肥前の地武雄市に移り住んで、何も判らずに只々仕事に励んで居りました折に、偶々趣味のゴルフ競技の折とか、楼門の由緒ある温泉に浴した折とかで地元の同輩面々とは知遇を載けて、そこで若い人の活力を結集し、地域社会の開発を目論見して、若き経済人の殺義訓練の場を設けようと、その青年会議所の組織化のお話を承り早速に参画させて頂いたものでした。何も知らずに只管に地元の人達との触れ合いと地域にマッチした企業づくりを目指してとの軽い気持ちから仲間入りしたものでしたが、入会してみて何んとそこには地域に二大勢力とかの派閥で支配されて居る旨を伺い「余所者」には判らないよーとか言われ乍ら、何んと地元には武雄高校という同一校を皆さん卒業した同じ同窓会名簿に記名されて居る面々が、めくじらを立ててのと言った不文律はこの際打破し、そのエネルギーを新しい都市構想、武雄市の発展に寄与すべきではと瑞から声を掛けさせて貰ったものでした。そんな事でむしろ余所者と謂われる小生がここは表面に立っての組織づくりの方が無難だとして初代理事長の職に就いて呉れとの要請を載いてその任をお受けした謂われがございました。設立総会を終えて直ぐに「諫早大洪水災害」が発生、早速にその給水奉仕作業に全員で出向き、大層な感謝を載けた事、日本JCからの活動指針の「日本の防衛問題を考える」テーマで市民に呼び掛けての公開討論会開催や次代を担う若い人との勉強会・市看護学校のお力添えで阿蘇の青少年ホームセンターでの二泊三日間の研修会の思い出等今尚脳裡に刻み込まれて居ります。「論語」に「五十面知天命」(ごじゅうにしててんめいをしる)とあります。人生五十年の時代に、一度は覚悟を決めなければならない時が来る。それを過ぎると心平静に暮らせるという教えと聞きます。この節目の時を迎え、益々のご活躍、限りない前進を祈念申し上げて、初代理事長の職に就かせて戴きました私からのお祝いの言葉とさせて戴きます。15